NewsPicks編集部が制作する 記事コンテンツが 全て閲覧できるようになります。, 海外メディアから 編集部が厳選した翻訳記事や The Wall Street Journal(日本版)で配信された記事を読むことが出来ます。, 1月8日、トヨタ自動車本社で例年通り、豊田章男社長による年頭挨拶が社員約1500人を前にして行われた。その様子は、2019年にオープンしたトヨタの新たなオウンドメディア「トヨタイムズ」で, 実はこの年頭挨拶には、決して表に公開される予定のなかった「続き」がある。豊田社長以下、5人の副社長たちと、2018年6月にトヨタ社外取締役に就任した, 社員たちの「率直な質問」に首脳陣が全て答えるという、トヨタにしては珍しい社内ミーティングが行われていたのである。, 特にここ数年、トヨタは「自動車メーカーを脱し、モビリティサービス企業に変革する」といったメッセージを対外的にも発信している。社員たちの間には、社内の方向が変わったことへの不安の声があるだろうことは、想像に難くない。, 果たしてどのような質問が飛び交い、首脳陣はどう答えるのか。NewsPicks編集部は2018年末からトヨタに交渉を重ね、その場に外部メディアとして唯一、潜入を許された。, なお、本記事についてはNewsPicksがトヨタのオウンドメディア「トヨタイムズ」もハックし、特別に同時無料公開する。むろん断っておくが、メディアとしての公平性を期すために、トヨタからは一切の原稿料等の金銭は受け取っていない。, これだけのメンバーを前に手を挙げて質問をするのは、さぞや大変でしょうけど、是非、勇気をもって、質問をしてみてください。, 例えばつい先日も「商品化決定会議」の前に、たくさんの色見本を見せられたとき、「なんでトヨタの車の色って、いつもこんなにくすんだ色ばかりなの?」と聞きました。, なんでくすんでいるの?という質問に対して、「若者がみんな、これを支持しています」。, あるいはスポーツカー「86」の初号車に試乗したときに、ドライバーの感覚としては「片思いの男性みたいな気持ちだ」と感想を述べたんです。, ここで曲がりたいと思っても、車が「いやだ、ここは曲がるところではない、曲がりたくない」とか。ここでブレーキを踏んで、あの辺で止まってほしいと思っても、「ここじゃないんだ、こうやって踏んで!」といったように、なんとなく車との会話が成り立たない。, おそらく私が感性で物事を言っているのに対して、技術部は普段、理屈で詰めて仕事をしているんだと思います。でも、本当にいい車を作りたいんだったら、理屈を超えてほしいし、私はユーザー目線で意見を言っているわけだから。, そういう意味で、技術部のことが「好きとか嫌い」ではなくて、会話が通じない。そう思っているというのが、本当のところですね。, でも最近はそんなことはないはずなのに、なんで未だに言われるんだろう。と、正直、半分くらい思っていました。, ただ、その商品化決定会議以降、(同じく技術畑の)吉田(副社長)さんと二人で会議に出たときに、社長が言われる通りユーザー目線で説明を改めて聞くと、「確かに」と同じ問題意識を持ちました。, 要は技術部は、「私たちはプロです」というスタンスなんです。だから説明しても一方通行で、理解を強いようとする。, しかし本来、プロというのは、わかりやすく説明する、ちゃんと一般の人と同じ目線で説明をすることができないといけない。それが技術部に欠けているというのは、反省しています。, しかし、社長と副社長以上で話すテーマの場合、1つの項目というよりは、複数のテーマが包含されるような案件を決めていくことになる。, だから技術部だけの目線で「こういうアイデアでいこうと思います」と言うと、必ずそれに+アルファされた、一つ上のアイデアを社長から出されてしまいますね。, 僕の目標はそれ以来、社長にあっと言わせてやろうという、そういう気概でいつも提案を持っていくんです。まあ、具体的には、なかなか言えないことばかりなんですが。, だから「右に曲がれ」と言われたら、それがルールだから、左に曲がってはいけないと思っちゃう。しかし今は、「どうしてダメなのか」「左に曲がってみればいいじゃないか」と考えてみる。, 2018年6月から社外取締役として入り、トヨタの中で意見を申し上げています。去年の6月までは、永田町・霞が関の世界で何とか生き残ってきました。, トヨタに来てからはほっと一安心かと思いきや、それもつかの間。意外とここも、一筋縄ではいかないな、と(笑)。, 素人の私が、「これはなぜですか?」「世間一般の常識からみると違うんじゃないでしょうか?」「消費者はこれで満足しますか?」「世間はトヨタをこう見ていますよ」などという率直な疑問をぶつけても、担当の副社長さんなり役員さんが、きちっと答えてくれる。, 誰かが「あれはどうなっている?」「あれは、こう思いますよ」と話し始めると、途端に議論がスタートします。, 副社長、役員レベルでの意思統一の仕方が、形式にこだわらず、かなり本音をぶつけ合える、そういう場だなと。社外からくると、新鮮な驚きで参加させてもらっていますね。, 会議では正直、資料もありません。皆さんが私に報告するときには、膨大な資料を、色んな会議を通じて調整して、提出してくるんですけど。, で、場合によっては、その場でA4の紙に手書きで書いて、「こういうことをやっていこう」「やっていきたい」と。, 社長とここにいるメンバー間で、「これについては方向性はこちらだ」と。これで行きましょう、という感じで進めていますね。, トヨタの良さは、より現場に近いところ、より商品に近いところ、より物事が起こっているところで決断をしたほうが、もっといいクルマ作り、もっといい会社作りにつながる。, これまでは、社員が社長室に来る場合、「社長に了解を取る」「社長決裁を取る」という場になっていました。, ですから、社長室に持っていく前までに、私にどんな質問をされても答えられるような準備をする。そして、おそらく私のところに決裁を取りに来る人が、その起案をしたかというと違うでしょう。その資料を書いたのも違う人だと思います。, あくまでも決裁を取りにくる上位の肩書を持った人が、私のところに来る。というのが、私が社長になった最初の頃でした。, しかし私が望んでいるのは、「この件に関する目的は何なんだ」「そして私の想いはどうだ」という話を社員から直接聞くこと。そして、もっと前工程で相談に来てもらうことなんです。, 私がその段階で「これは右のほうに行こうとしているんだな」と理解できていれば、その後は私に毎回、相談がなくても、現場のリーダーたちが即断即決できる。より市場に近い、現場に近い、そして商品に近いところで判断できる。, 「何を青いことを」と思われる社員もいるかもしれません。しかし、この規模の会社は、そうやって皆さんの力を借りていかない限りは、正常に運転していくことはできないんですよ。, ただし、トヨタの責任者は、今は私一人です。私の覚悟は、社長就任直後にリコール問題で米公聴会に呼ばれ、世の中から叩かれた時に、決まっています。, ですから、逆に皆さんは、ある程度の失敗はしていい。失敗なくして、プロなんかになれません。「失敗しちゃいけない、絶対にこの決裁を取るんだ」というようなことは、少なくとも我々副社長以上のレベルでは、やっていません。, 失敗のないゲームは、まだ本気じゃないんですよ。失敗していい、なんてことを年始から社長が言っていいのかわかりませんが、そう意識してもらえたらと思います。, トヨタには、「トヨタ生産方式」(TPS)と、長年培ってきた「原価低減」というお家芸があります。今後、どんなものを作っていくにしてもこだわっていくことであり、この考え方に則った形で、トヨタは変化をしていくべきではないか。, 皆さんも色んな部署で、予算を取ることに普段、大変ご苦労をされていると思います。そのとき、予算をちょっとカットすれば褒められる世界があるんですよ、この会社には。, しかし、予算をカットして決裁をもらったプロジェクトが赤字になっても、それに対しては、誰も何も言わない。, 逆に予算をちょっと引き上げてでも、黒字化が早まりました、という方が企業は強くなる。とにかく予算をカットすると褒められるという風土は、「原価低減」の本来の考え方なのか、疑問に思いますね。, その中で大野さんは、管理者(マネジメント)と監督者(職場・現場のリーダー)の役割を、「馬」に例えてお話ししていたんです。, 「管理」が生まれたのは人間が「馬」で戦うようになってからであり、管理者は騎手であると。そして、監督者は調教師であると。, 管理者という騎手は当然、馬に乗れて、あっちに行け、こっちに行けと指揮できなければならない。少なくとも、馬に乗れなきゃ、話にならない。, 監督者という調教師は、騎手が「右へ行け」といったら、すぐに右に行くように、馬を、つまり“現場”を調教できなければならない。, 「調教」というと言葉が悪いかもしれませんが、あくまで「馬」に例えた話として、目くじらを立てずに聞いてください。, この騎手(マネジメント)と調教師(職場・現場のリーダー)と馬(現場)が、それぞれ必要な能力を有して、かつ同じベクトルを向いて進むことで、強い現場・会社になる。, ということを、大野さんは38年前におっしゃっていました。つまり逆に言えば、そういう話をしなければならないほど、トップマネジメントとミドルの間、あるいはミドルと現場との間にも「壁」が、38年前にもあったんだな、と。, 組織の「壁」は、昔から存在していた(写真:Alain BUU / Gamma-Rapho / GettyImages), サラブレッドとしてどの学校から入ってきたとか、まずはそういうことは忘れてください。, 若手のエンジニアには図面を書かせる、ものに触らせる。今日昇格した人も、偉そうにふんぞり返るのではなく、現場に行って、ものを触って一緒に相談する。, そういう風にすれば、エンジニアの“人財”育成も進み、技術部が「白い巨塔」といわれることもなくなるのではないか。そこは寺師さんと一緒に、有言実行していきたいですね。, うちの技能系のリーダーのやつらは、みんな昔はじゃじゃ馬だった者ばかり。先輩たちからどつかれながら、調教されたんですよ。, いきのいい若い人たちにこそ、どんどん色んなことをやらせたほうが、トヨタの将来のリーダーになるでしょうねえ。, いま、アンケートに答えてプレミアムプランに移行すると1ヶ月無料の特典が受けられます。, トヨタ自動車株式会社(トヨタじどうしゃ、英語: Toyota Motor Corporation)は、日本の大手自動車メーカーである。通称「トヨタ」、英語表記「TOYOTA」、トヨタグループ内では「TMC」と略称される。豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、ダイハツ工業と日野自動車の親会社、SUBARUの筆頭株主である。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。. 友山副社長 トヨタ生産方式を体系化した大野耐一さんの、38年前の講演ビデオを先日、見せてもらう機会がありました。 その中で大野さんは、管理者(マネジメント)と監督者(職場・現場のリーダー)の役割を、「馬」に例えてお話ししていたんです。 トヨタ自動車の友山茂樹副社長が失脚か…小林耕士副社長との出世レースに完敗 『トヨタ自動車』で豊田章男社長の側近として知られる友山茂樹副社長(※左画像)が失脚したとの情報が駆け巡り、社内外を問わず、関係者が確認に走り回っている。 トヨタ自動車で豊田章男社長の側近として知られる友山茂樹副社長が失脚したとの情報が駆け巡り、社内外を問わず関係者が確認に走り回っている。豊田社長と友山副社長はかつて上司部下の関係で、全国のトヨタ販売店・・・

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